荒神祭

まつり

先日、地域の荒神祭がありました。

荒神様とは三宝大荒神ともいって、台所の火の神様です。

気が荒く畏敬の念を持って接しないと祟るといわれる怖い神様でもありますが、丁寧に祭ることで逆に災厄から強力に地域を守ってくれる神様でもあります。

きっと良くも悪くも災厄の道に通じていらっしゃるからでしょう。

行事が廃れていくこの頃にあっても、祟りを恐れて、荒神祭をやめる地域はこのあたりでは一つもないそうです。

祭りの前に地域の人が協力して藁で7メートルもある大蛇を三体作ります。

御神酒を戴きだんだん盛り上がりながら、1時間半ほどかかります。

神主さんが来て祭りが始まると三体の藁大蛇を神木に巻き付けて、御幣の束を何本も蛇の胴体に突き刺します。

祝詞奏上が始まってしばらくすると、四本の竹に注連縄を渡して作られた結界の中央の大釜に湯を沸かし、湯立ての儀があります。

釜の湯に浸けた笹で空中になにやら文字を描いてから、一同の頭上で左右に振り、湯をかけることで厄を払います。

玉串奉奠などは通常のお祭りと同様です。

お祭りが終わると拝殿で直会があります。

宴半ばで籤を引き、翌年の当家を決め、行事は終了します。

地域の一体感を確認し合う儀式のようなものでもあるのでしょう。

何年か前には珍しい伝統行事記録のためと、文科省のビデオ記録チームが撮影に来ました。

それだけほかではやめないまでも、「簡略化」されているのだろうと想像しました。

つながり

伝統行事も結婚式も葬式でさえも急速に廃れて簡略化されていくこのITの時代に50年前と同じ行事を守っているのもおかしなものですが、FBにしろ地域のお祭りにしろ、人が何かでつながっていたいという思いは普遍なのかもしれませんね。

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