タケノコの季節
4月はじめからすごく気になっていました。
去年は裏作だったのであんまり生えなかったんだけ今年はそろそろニョキニョキ生えているのではないかと。
うちは4月になると100mくらい離れた山道の畑に孟宗竹が、5月には家の裏の竹藪に破竹が生えます。
どちらかというとわたしは、破竹の方が柔らかくて淡泊で好きです。
べつに食べなくてもいいんだけど、ほっとくと竹になってしまって往生するので、毎週土日には竹ぐわで刈って回るのが4月5月の仕事です。
柔らかいのだけ
ただ刈って捨てるのもつまらないので、まだ5~10センチくらいしか頭を出していない特に柔らかいのだけ10本くらい取ってきます。
そうしてJAの精米機にご自由にお取り下さいと置いてあるぬかを持って帰って、40分ほどぬかであく抜きをしながら煮ます。
あとは翌日まで水の状態であく抜きしながら放置します。
翌日になったらもう一度ひたひたになるまで煮ながら砂糖と醤油とだしで味付けをすると、何日かのおかずになります。
だから4月5月はタケノコばかり食べているようになります。
嗜好の変化
子どもの頃はタケノコがきらいだったのでこの季節がタケノコばかり食卓に出てすごくいやだったんだけど、年を取ったら好みが変わってタケノコとか椎茸とか昔キライだったものが好きになりました。
だからなにもしなくてもごちそうが生えてくるこの季節は楽しみですね。
タケノコのように
畑も庭も山も草刈りをしたり肥料をやったり手をかけてやらないとすぐ荒れてしまうけど、タケノコだけはほっといてもちゃんと生えてくるのはラクチンでいいですね。
こんなふうに、手をかけなくてもちゃんとお金が生えてくるしくみが理想です。