0570ナビダイヤルに気をつけて

きっかけ

子どもの大学生活でのNHKの受信契約に実家の「お客様番号」が必要なのに、それがわからない。

それで問合せ先のNHKふれあいセンター(ナビダイヤル)0570-077-077に携帯でかけたのが始まりでした。

30回かけて、1回もつながりませんでした。実はそれには理由がありました。

そのせいで、携帯料金は例月より1,000円ほど余分に課金されることになりました。

ナビダイヤルとは

NTTコミュニケーションズが展開する「お問い合わせ先」事業です。

ナビダイヤルは0570-の番号です。

会社の問合せ先として一つの電話番号で統一できて重宝なので、NHKやコロナワクチン接種の予約を初め、多数の会社が利用しています。

NTTコミュニケーションズが「料金設定権」を持っているため、携帯の「5分間無料」等の対象外となります。(1分間30円)

知らないうちに課金

一般の携帯利用者はナビダイヤルがどんなものかよく知りません。

大企業の問合せ先として大きな字で紹介してあるし、土日祝日も含め対応してくれるこの上ない問合せ先と思って電話をかけています。わたしもそうでした。

ナビダイヤルの説明はゆっくりで、話も間隔も長く、電話録音していること、料金がかかることなどくどい。何分もかかる。そして…、結局はつながらない。それにも理由がありました。

携帯利用者が5分間無料と思って話していると、気づかないうちに課金されることになります。(1分30円)

そのため、近年携帯利用者から苦情が多く寄せられています。

ナビダイヤルの仕組み

つまり、こういうことです。

ドコモ5分間無料→携帯利用者は5分間以内でナビダイヤルにかける→説明は長いし全然つながらない→何回も繰り返しかける→その間NTTコミュ1分30円課金→携帯利用者 翌月の料金にびっくり

NTTコミュは課金で利益を多く上げようと思うから、自動音声はゆっくりと、長く、繰り返し、間隔を空け、そして混み合っているからと決して繋ぎません。

ドコモの料金画面で料金を確認すると、このように書いてあります。

他社接続サービス通信料[Xi]1,000円

○月利用料

ナビダイヤル等

他社とはNTTコミュニケーションズのことなんです。

例月と金額が違っているので不審に思って明細を確認してはじめて、このような記載を見ました。

明細に書いてはある。

けど、調べないと意味はよくわからない。

巧妙ですね。

NTTとドコモとNTTコミュニケーションズ。

他社とは言っても、意思を通じた兄弟のようなものです。

このような非常にわかりづらい形で利益を融通し合うのは顧客に誠実でしょうか。

いつの間にかナビダイヤル0570-で通話課金されないように。

携帯で5分間無料契約の方も。ナビダイヤルは5分間無料の対象外です。

気をつけましょうね。

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