御幣の作り方~一目見本

とんどさん がやってきた

前回「御幣の作り方」を書いたのは、去年の今日、おなじ「とんどさん」の日でした。
自分が作る立場だったので、必要に迫られて自分の覚えとして整理した記事でした(それ見ながらなら、いつでもなんとか作れる…ってことね)。

それから1年、ネット系やらの中心記事でない「御幣…」について見てくださる方が少数ですがコンスタントにいることに気がついて、意外に思っていました。

図解も無いこんな分かりにくい記事を見る人がいつもいるって…

そうして年の暮れがやってきて見る人はだんだん増えていき、また正月が過ぎ 今日またとんどさんがやってきた。

その間1年間ぼんやりと考えていたことは、前回の「御幣の作り方」記事、説明ばかり長くて図もないし なんだか分かりにくいなあ。いったいどうしたらいいんだろう」ということです。

実際、記事で手順は分かっていても、それを見てなぞってもう一回やってみようという気に、今日まで1年間、わたし自身がなりませんでした。

手順が長くて、それをなぞること自体めんどうだからです。

手順を追うと、早くても一つ作るのに10分はかかるでしょう。


とんどさんの御幣は、竹の上に飾られて数時間後には焼かれて消える
花火みたいな儚い命です。

だったら 作るのも「瞬間芸」でなければバランスが取れません。

ハンバーガー帝国のヒミツ

正月映画を観ていると、「ファウンダー(創業者)  ハンバーガー帝国のヒミツ」というのをやっていました。

マクドナルドの草創期、30分で駐車場の車まで配達されていたハンバーガーを窓口で30秒で渡せるように改良して爆発的に繁盛したマクドナルド兄弟の「スピードシステム」の話がありました。

兄弟は、革新的機械によってではなく、「動線と手順の突き詰め」でそれを創り上げたのです。

すごいな。
こんなふうに一瞬で見て分かって作れるものにできたら--

御幣の一目見本

今日はとんどさんの日ですから、去年の破魔矢やら絵馬、お守り、この正月の習字やしめ縄なども取り外して、とんど焼きで燃やすものをまとめていました。

ふと、しめ縄の丸飾りに付いてる御幣を見ていて思ったんです。

「これ、小さいけどいい御幣だな。末広で派手見せするところがいい」

どうせ今日 焼くものなので、紙を原型に復元してみました。

広げてみると、思いの外作りはカンタンです。

「中折れの二つ折り(折りは上側)
それに左右3本ずつの切り込みを斜めに入れ、
   中央あたりで折り返しながら下に広げていった。」

たった それだけです。

【一目見本】

左上が御幣の原型。左下は二つ折り20枚入りの中折れ袋。右はしめ縄の状態。)

御幣の構造は、写真左上で一目瞭然
作るとき見るのはこれだけです。
(この状態で見ると、左右に折った四つ折りの状態も想像できるし、このまま下に折っていくと御幣になることも容易に想像できます。両方を俯瞰する中心的イメージになります。)

【作成手順】

   ①中折れの二つ折り(折りは上側)を左右に折り、3本の切り込みをいれる。

   ②開いて二つ折りに戻し、下に3回折って4個の台形を構成する。

採寸もせず感覚的に作るだけなので、たぶん慣れれば作成は1分でできるでしょう。

中折れ一枚で一つ作るなら、この形がカンタンで最適と思います。

大きさが足らない場合は、タテ・ヨコとも中折れの2倍程度の寸法の障子紙を使って同様に作れば、厚みがあるのでしっかりした御幣になります。

考え方は①②だけなので、タテヨコの比が違っても新聞紙でもチラシでもコピー用紙でも、「おおむね長方形なら」同様に作れます。もともと「そんなもの」なのです。

だから、いつでもどこでも無限に練習できます。繰り返すうち、切り込みの深さ、折りの最適な角度などいろんな気づきや好みがあることでしょう。

個性が出せることはものづくりを楽しくしてくれ、熟練につながります。

作りが単純で手早く作れるのがいいですよね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です