高藤聡一郎 師
わたしは20代の頃 、気とか仙道に興味を持ち、仙道のカリスマ高藤聡一郎さんの本をよく読んでいた時期があります。
ご存じですか?仙道の第一人者と言われた高藤聡一郎師。
(写真だけ見ると、なんだか みなみらんぼうみたいですけど、)
わたしは仙道で本を出したのはこの人しか知りません。
そんな人は多いんじゃないでしょうか。
その頃、80年代は、「ムー」とか不思議雑誌が大流行の時代で五島勉や高藤聡一郎、麻原彰晃など予言、オカルト、超能力などのカリスマがひしめいていたある意味自由で平和な時代でした。
そういう時代に元東京都庁職員で、台湾で仙道の修行を積んだインテリでオンリーワンの高藤氏の著作はムーでも単行本でも売れっ子だったと思います。
今は…ほとんど絶版になっているみたいですけど。
というのは高藤さんがいつからか消息不明になったので。
わたしもすっかり忘れていました。
この方のサイトを見るまでは。
サイキック周天法
おどろおどろしい標題ですけど中味は、仙道の真実と面白エピソード満載。
気功、仙道、霊能力、超能力などに興味のある方にはおそらくずっと疑問に思い続けてこられたであろうことの回答も随所にわかりやすく書かれており、目からウロコだらけの貴重な読み物です。
そういう世界を正しく知り人生に生かすための解説書として大変価値があるし、本にして残されないのはもったいないと思ったくらいです。
その中で、小周天後の修行について高藤師匠が、読者の独学は危険なので修行が完成できないように本にはわざと違ったことを書いたらしいというくだりがありました。
わたしはほぼ入口で諦めてしまったけれど、本を参考に成就することのない修行に人生を空費した憐れな読者がどれだけいるでしょうか。
そういうの気にしないのも道徳など超越した仙人たるゆえんなのでしょうかね。
わたしはとても仙人にはなれそうもありません…。