閑散
きのう3月3日(土)、今年初めてのふるさと納税をしました。
去年は医療費控除のほか雑損控除もあったりで住民税が激減し、一万円一口しかできなかったんですよねw
今年は住民税も通常に近くなって5口はできる予定ですのでとりあえず一回やってみたんですが、なにやら異変を感じましたので、報告します。
ここ2年ほどの間に風向きが変わったのでしょうか?
今年もお気に入りの都城市。
1万円一口で豚肉4.5kgを申し込みしました。250g×18パックの小分けタイプです。
たった100セットなので、3月3日土曜日の18:00から2,3分が勝負かなと思っていました。
2年前だとこういう1番人気の返礼品は、スタート後2,3分は殺到のためかパソコンが固まってしまい、動き出したらもう「受付終了しました」が常で、まず取れませんでした。
今回も、取れなかったら諦めて、二番手の5kg(500g×10パック)(1,000セット)でっていう腹づもりです。
16:00~17:59のサイトのメンテナンスが終了直後、動き出したふるさとチョイス都城市にイン。
メアドやパスワドは記憶状態にしてありますから、一瞬でマイページにログイン。
目当ての返礼品に入ると返礼品コードも郵便番号も住所も名前もすでに自動入力されています。
あとは内容を一通り目視確認して、ワンストップ特例制度の申告特例申請書は不要として、送信!
案外サクサク進んで18:01、「受け付けました」の画面。
意外にも、申し込めたようです。
それからいつ受付終了するかなと思って、その返礼品のところを何回も見たんですが何時間たっても「品切れ中」にならないんですよね。おかしい…
どうやら何時間どころじゃありません。28時間たった今現在でも受付中ですw
確認したら、売れ筋の8000円コースと10,000円コースすべての中で、「受付終了」になったのは8000円コースのうちのたった1つだけ…。
2年前と様子が違います。
まるでゴーストタウンです。
誰もふるさと納税を知らない10年前に戻ったかのようです。
バブル崩壊後の株価や閑散の不動産市場によく似ています。
お笑いで例えたら、観客が一人しかいない舞台で3人がコントを演じているような体です。
マッチポンプ
そういえば、平成29年の4月頃に総務省が「返礼品額比率は寄付額の3割以内に」という通知を出しましたよね。
アレを見てわたしも正直、「ふるさと納税は終わったかな」とちょっと思いました。
ふるさと納税をすれば、当然ですが多少の手間暇はかかります。
例え最終負担は2,000円で、5万円寄付してもあとから4万8千円が返ってくると理屈では分かっていても、当座の5万円が目の前から消える現実を嫌がる人もいます。
そんな中で、5万円で2万5千円の返礼品がもらえるのか、1万5千円しかもらえないのかは同じトクだと分かっていてもメンタルに影響し、行動を変えます。
株と同じです。「嫌気」っていうやつです。
人は合理的には行動しません。
昨日見た限り、都城の返礼品は金額別品目分けの仕組みがむしろわかりやすく整理されたほどで、返礼品額比率は以前と変わらない5割程度の気がします。
でも、たぶん 「ふるさと納税は返戻率3割以下になってしまった、劣化した、する価値がない」と誰もが思い込んでしまったのでしょう。
ふるさと納税崩壊?
バブル崩壊の時は、人の気持ちのわからない官僚が不動産の総量規制を敢行してバブルは突然崩壊、経営者が死屍累々の惨状を招きました。
今、ふるさと納税高ランキング市町村などは、体制を整えてかなりの投資や増産をすでにしているでしょう。
総務省は、「ヤっちまった」のではないでしょうか?
今回の規制が、ふるさと納税取り組み市町村の頓死を招く「ふるさと納税バブル崩壊」にならなければいいのですが…。
本日3月8日(木)夜、5日前に申し込んだ「豚肉4.5kg(250g×18パックの小分けタイプ)セット」が「品切れ中」になったことを確認!
10,000円コースの中では最初の品切れです。
それでも1番人気だったと分かってちょっとほっとしたような気が抜けたような…w。
でも、たった100セットの完売に5日間もかかりました!
数分で品切れになってしまい、1番人気の申し込みなど高嶺の花だった平成27年頃と比べると隔世の感です。
ふるさと納税の行く末が気になります。
でもわたしが都城市のファンであることには、きっと変わりがないと思います(*^_^*)