異変
きのう異変がありました。
Googleの1ページ目に毎日出てきていたPV2番手の記事がPV0に。
PV1番手の記事はふだんと変わらないようですが、そのぶんトータルのPVが減っているようです。
0はさすがにおかしいなと思ってGoogleで検索してみると、1頁目に出ていた2番手記事が消失しています。
何頁繰っても出てきません。
どこまで引っ込んでしまったんだ。
これではPVが0のはずです。
と同時に、ChromeやAndroidのURLの頭におかしな記号が…ビックリマーク丸が出ています。
まるでナチの収容所でユダヤ人が強制された六芒星の刻印を頭に貼り付けられたようでヤナ感じです。
パソコンのChromeでは、六芒星のあとにこんな言葉がくっついています。
「保護されていません」
ああ…例のやつがついに始まったのか。
httpsサイト優遇
例のやつというのは、2年くらい前に発表されたGoogleのSLL化推進策です。
httpサイトではネットの仕組みが単純なので情報を盗まれたり改ざんされたりする懸念があります。
これに対してhttpsサイト(SSL化されたサイト)は情報が暗号化されておりセキュリティが強化されています。情報漏洩、改ざんの心配がありません。
ということでhttpsサイト推進のためにGoogleが打ち出したのが「httpsサイト優遇」です。
Google検索をしたとき、有用さが同じサイトでもhttpsサイトを優先的に上位に表示するというものです。
これによって、セキュリティを基準にサイト同士に大富豪ゲームのような順位の急変が起こります。
まるでナチのやったゲルマン民族優遇のようです。
と同時に、この圧力によって各サイトが自分の利益のために全体として安全なhttpsに移行しますから、ゆくゆくはネット全体を安全な世界にしようという試みです。
話としては、志の高いもっともな試みです。
一方で、SSL化サイトと認証されるのには認証機関の認定に費用もかかりますから、認証機関に莫大な利権が発生します。
淘汰の行く先
最近ネットも無料ブログなどを含めて裾野が広くなっていますからね。
わたしを含め中途半端な有象無象記事が淘汰されるのでしょうか。
フリーブログに目を転じると、アメブロ、ヤフーブログはhttpsのようです。
わたしの昔お世話になっていたライブドアブログは意外なことにhttpのままです。
そうなると、フリーブログ同士にもまとめて差別化が起こるのでしょう。
そういう目でいろんなサイトを見ると、官公庁サイトを含めかなりが未だhttpの現状であることに気がつきます。
ゆきゆきて、神軍
わたしは自由主義なので、安全な管理社会もいいけれど、サイトが安全かの判断や選択を含め、どちらかと言えば個人が自己責任で判断選択すればいいと思っています。
ネット知識も乏しい人が小さくてお粗末なサイトでささやかな情報発信を楽しむのもいいことだと思っています。
サイトの有用さとセキュリティを、今回、Googleがどういう恣意とバランスでふるいに掛けたのか分かりませんが、https化はかなり面倒な手順を踏むようですから、たぶん、できる子出来ない子ができます。IT力、経済力の弱い子が粛正される結果となります。
しばらくはネット自然界で弱肉強食の生存競争ということになりそうです。
しろうとのわたしは、めんどうなことが始まったという嫌気と、そろそろSSL化…、というよりまずサーバを正規にしないとな、という気持ちで、思案に揺れています。