借力
みなさんは借力をごぞんじでしょうか。
呼吸法を中心とする韓国の気功のようなものです。
見せ物として腹の上をトラックを通らせたりもします。
わたしは若い頃、力抜山という人の書いた「借力の奇跡」という本で知りました。
呼吸法(止息)とか座数法(瞑想)とかいくつかの修行法が書いてあります。
精素学—脳を鍛えて超人になる…など飛躍した意味の分からないことも多く書いてありました。
ですが、核心は呼吸法(止息)であることだけはわかりました。
武道の共通項
気功、仙道、ヨガ、西野流呼吸法、太極拳、空手、合気道…わたしは様々な修行法に興味を持ってそうした本を読んできました。
それらの修行法は申し合わせたように、「呼吸が大事だ」といいます。
でも、なぜ大事か。どうすればいいのかは具体的に説明しません。
力抜山は、脳を鍛える修行が大事であり、それが超人への道である。
そのための訓練の要は、呼吸法(止息)だ。と説きます。
単純明解です。
また、あるヨガの達人はこう言っていました。
「わたしたちの体には、体のエネルギー、生命エネルギー、精神エネルギーという3つのエネルギーがあります。」
「食事をすることで体のエネルギーは作られ、呼吸をすることで生命エネルギーは作られ、7つのチャクラによって精神エネルギーをコントロールします」
「チャクラとは体に存在するエネルギーの出入り口で、人間と見えざる世界を結ぶものです」
呼吸法
借力の呼吸法(止息)の基本は「一差」です。
それはとても単純です。
とりあえず、私は一差だけやってみることにしました。
こんな感じです。
2回深呼吸をする。
「大きく息を吸って、60秒止息。
軽く息を吸ってから、大きく息を吐く。
…これを6回繰り返し、終了です。
これを1日に2セットします。
初めてすぐ、疲労回復、睡眠の短時間化など、いろいろ手応えがありました。
その具体は、次回お話ししたいと思います。
(次回につづく)