試行錯誤
借力を2セットするには15分ほど静かな時間が必要です。
忙しいときも暇なときも、家で15分を確保するのはわたしには至難のわざでした。
朝。
妻は早起きです。
子どもの弁当を作るために朝6時には起きています。
わたしが起きている気配があるとゴミ捨て、洗濯物干し、仏壇の供え物などなど命じられ必ず中断されます。
夕食後は、少し時間があります。
でも借力は呼吸法ですから食後1時間ほどは向いていないのです。
ある程度空腹でないと。
夕食からしばらくすると塾の送迎、風呂出し、ゴミ捨て、食器洗い、朝ご飯のタイマーセット…。
夜の用事はたくさんあります。
そうこうしているうちに、自分もお風呂の時間になってしまいます。
お風呂のあとのしばらくも火照っている体は借力には向きません。
深夜は時間ができます。
でもわたしはお酒が飲みたくなってしまって…
悟り
一人になれる時間はないのか…。
わたしは考えた末に、車の帰途30分をを借力に使うことにしました。
運転中は時計を見ることは危険なので、時間計測はカード型メトロノームを使います。
1分60回にセットし、ピッ、ピッという音を頼りに1、2、…と数えます。
メトロノームは、楽器店で1000円くらいで売っています。
ボタン電池ひとつで10年は持ちます。
1分60回にセットして、車に常備。
こうして、わたしは毎日借力ができる環境を作りました。
環境作りの難しさ
極真空手の大山倍達も借力を修行したといいます。
山にこもって、下山できないように自分で片眉を剃り落としたと言います。
修行の環境を作るってたいへんですねw。