速聴の最強ツール

1.5倍速の日曜日

日曜日はずっとテレビで録画した番組を1.5倍速の速視・速聴で見ていました。

ここ2週間くらいテレビから離れてたので100時間くらい貯まってて消化するのが大変でした(^_^;)

でも ふだんスマホで2倍速ばかり聞いているので、1.5倍速はすごく退屈です。

えらく遅い気がしてアレ?等倍速なんじゃないか?って勘違いしてなんども早送りしてしまったりします。

録画だと映像が音声を補強して理解しやすくなるところもあるので、よけいに1.5倍では刺激がなくつまらないです。

ドラマのIQ246(第1回、第2回)を見ましたが、けっこう面白いですね。

織田裕二は、山本高広にものまねすんなみたいなこと言ってから、心の狭いヤツだなって思って 好感もてなかったんですけど、役者としては個性的でなかなかです。

でもあの土気色はどうしちゃったんですか? 主人公のキャラというわけでもなさそうだし。

スマホは最強の速聴ツール

いまわたしの速聴の中心はスマホです。

0.5~4倍速再生ができる無料のスマホアプリAudipo(アンドロイド、iOSとも対応)は手放せません。運転してるときはいつも落語とか漫才とか講演とか朗読とか音楽とかを2倍速で聞いてます。

スマホのみで、youtubeから自由自在に音源が作れ「いつでもどこでも」2倍速聴ができます。

いい時代になったものです。

スマホは高校生なら誰でも持ってるありふれたツールです。
でも、受験生などの脳力開発機器として活用するなら100万円くらいの価値はあるんじゃないでしょうか。

音源としては、音楽も落語も引き込まれるのでいいと思いますが、わたしは本好きなので本当は文学の朗読をたくさん聴きたいんです。

でもyoutubeには朗読の音源は本当に少ないので、どうしたものかと思ってます。

講談

最近、面白い音源を見つけました。

講談です。

きっかけは、ダウンタウンの本音でハシゴ酒で、神田松之丞の講談を聞いたことです。

さわりをちょっと聞いただけで、「あ、これいいなぁ」って思いました。

昔、田辺一鶴の講談の名調子に魅了されたことを30年ぶりに思い出しました。

チケット即完売といわれる34歳の二つ目講談師、神田松之丞。

「まくら」なども、ちょっと聞きましたが、最高ですね。

まず声がいい。それと話が分かりやすい。

引き込まれます。

講談のダメなところは、まくらがなくいきなり本番に入るところ、そもそも何言ってるか言葉が分からないところだそうです。

講談の良いところは、ネタが落語の500に対して4500と豊富でタメになるところ、要所の畳み掛けや引きつけ方に魅力があるところです。

松之丞さんは落語の良さを講談に生かして、話芸として一番いい形に仕上げています。

聴き始めたらずっと聴いていたい気にさせます。

いま落語家は全国に800人いるのに講談師は全国に80人、女性が6割、絶滅危惧種と言われているそうです。

神田松之丞は、入門にあたって「講談は宝の山だと思った。講談は面白い。講談師がつまらない。」と言っています。宝の持ち腐れと言うことでしょう。慧眼です。

落語が衰退した時期に現れた落語の救世主、24歳で真打ちに抜擢された 天才落語家 古今亭志ん朝を彷彿とさせます。

志ん朝に比べたらまだ小ぶりかもしれませんが、このままいけば講談の救世主になることは確実でしょう。

最後に、こんな才能が現れるなんて、奇跡です。

まるで講談の大団円ですね。

若いこともあってYouTubeにある講談自体がすごく少ないのが残念ですが、持ちネタすでに140といわれる神田松之丞のネタそのものを、たくさん聞いてみたいところです。

わたしより20歳以上若くて、死ぬまで旬の神田松之丞の講談が聞けると思うと、幸せです。

大きな楽しみができました。^^

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です