ツバメ
うちは田舎なので家にいろんないきものが住みつきます。
春にはツバメ。
車庫と土間通路と奥の納屋の三カ所はツバメのおきにいりで、毎春 複数のつがいが巣を作ります。
夕方も、二羽のツバメが巣の上でじっと眠って?ました。
朝会社に行くので車庫を開けると、それを合図に二羽の親ツバメが外に飛び出し、ビュンビュン回ってから餌を探しに一直線に出かけていきます。
ツバメのヒナは周りのカラスが虎視眈々と狙っていて、勝手口を開けるとバサバサッと大きな羽音を立ててカラスが逃げていくことがあります。
そんなとき けっこう、ヒナの失踪事件が起きます。
ヒナが急に全員失踪してしまっても、親ツバメは何を思うのか、つがいでジッと巣にとまっているだけです。
その他の面々
2階の窓と1階の風呂の窓にはいつもヤモリくんが貼り付いてます。
不定期で住み着くのが猫。
ときどき、犬。
どっちも使ってない納屋とかサイロに棲みつきます。
雨がしのげて、床が木や土なんで暖かいんでしょうね。
うちは二人の息子が生まれてからは犬猫などペットは飼ったことがないんです。
犬猫はいろんな菌とか持ってるからダメ、って妻が言うので。
ちゃんと飼ったと言えば夏のお祭りですくった金魚くらい。
たいていすぐ死ぬんですけど生命力強いのがたまに1匹くらいいて、冬を越すと大きな卵みたいに成長します。
そんな金魚やツバメにちょっかい出すのが家のどっかに住み着いてる猫。
金魚が失踪したり、ツバメの巣が破壊されて中にいた子どもたちが消息不明になったりするんですよ。
ひどいでしょ。(>.<)
あとイヤなのは天井やかべでごぞごそチューチューいってるねずみです。
新築したのにいったい、どこから入るんだろう…。
春先にはうぐいすがホケホケホケッキョみたいな練習中の声で鳴いたり。
夏にはまわりの田んぼでカエルがゲーゲーうるさかったり。
まわりのいきもので季節を感じます。
自然界は人間界のような正義も悪も警察もなく、自力での生き残りが唯一のルール。
きびしいものです。
田園
この前テレビを見てたら、北野たけしがバイク事故で大けがをして入院したとき、玉置浩二の「田園」を聴きながらずいぶん励まされたよって言ってました。
曲をよく知らなかったので聞いてみたけど、なんだかわからないけど励まされる歌ですね。
わたしも思えば、まわりの動物たちに励まされ ものを考えながら、自然の中で生きてる感じです。
田舎で動物たちと生きるのって、一種のアニマルセラピーでしょうか。