スマホを落としただけなのに
11月から上映始まりましたね。
わたしは北川景子ちゃん大好きです。
久々の邦画。満を持して行ってきました。
邦画にしては珍しく、午前午後、上映時間がびっしり。
興行元の力の入れようがよ~くわかります。
わたしは北川景子の、葬儀でスッピンで泣いてしまうような飾らないキャラも好きだし、演技派女優としても大ファンです。
ドラマ「家売る女」は、毎週録画で見てました。
DAIGOはあんな美人でありのままな子と結婚できて日本一幸せ者ですよね。うらやましいです。
映画のまえの上映予告で、でDAIGOがヤクザ役みたいので出てました。
DAIGOも俳優として一皮むけたのか、結婚して俄然やる気が出たのか、活躍の場が広がってる気がします。
景子ちゃんあげまんだなって思います。
ほんとは力作だったのに
最近はあんまり読書もしないので、映画見る前に原作読んでるなんてことはだいたいにおいてわたしはあまりありません。
でもネットでも漫画がチラホラ出てたので、だいたいの内容は漫画でチラ見の総合でなんとなくわかってました。
原作はバイオレンスあり、エロチックあり、サスペンスありと文句なしにわたしの大好物らしいことを。
そんな本格派ストーリーを、当代人気№1女優である北川景子がどこまで演じるだろうか。
それがとっても楽しみでした。
ポルカドットスティングレイだったのに
ちなみにテーマミュージックで流れる「ヒミツ」をやってるバンド、ポルカドットスティングレイも大好きです。
一番好きな曲は、「ICHIDAIJI」
雫のシビれる声、歌いかた、PVセンスどれも大好き。
映画のどこかで端役でも良いから雫、出て欲しかったな~。
序盤はほんとによかったのに
序盤は前宣伝どおりの順調な出だしです。
でも…あれあれ、なんだかストーリーが単調なような…
あ~っ!
貧困のあまりAV嬢してたって言う過去とか大事なエロ部分が割愛されてる…
わたしは断言します!
エロ演技こそ女優の真価を決めるもの、大事です。
これは、もしかしてよくあるあれ。
…CMを想定した女優イメージの都合でしょうか。
CM収入の都合もあって女優はイメージを壊されたり固定される役柄を嫌うものです。
むかし、大人気ドラマ「女王の教室」の天海祐希さんもそれを嫌って「女王の教室」を続けませんでした。
それともエロの部分で演技力の限界もあったのでしょうか。
しかし、そうだとすると…
結局、最大のヒミツは人の戸籍を使って別人になりすまして生きてきたこと…
そう矮小化してしまっては、筋書にあまりインパクトがありません。
もっと言うと、戸籍を交換すること流れに必然性が見えませんでした。
演技(演出?)で迷いも見えました。
彼氏役の田中圭に「やっぱりお母さんにいちど会いたいんだけど」と、当たり前のことを言われていきなりキレてしまう場面。あれは不自然でした。
ストーリーの平坦さや景子ちゃんの演技の不完全燃焼を埋め合わせるように、犯人役の成田凌が、思いっきり変質でエキセントリックな犯人役を怪演してましたw
彼はきっと高い評価を得たことでしょう。
でも、準主役の名演技は、決して主役の演技を穴埋めできるものではないのです。
USAではしてるのに
USAの女優はこのへん真逆です。
どんな変態女役でも殺人鬼役でもこなして、体当たりの演技でじぶんが唯一無二のトップ女優であることをひたすら証明して見せます。
マイケル・ファスペンダー主演、ブラッド・ピット出演の「悪の法則」で魔性の女を演じた名女優キャメロン・ディアスはブラピの乗る車のフロントガラスにまたがって、ヒョウ柄タトゥーだらけの下半身をまくって、あそこをフロントガラスに擦り付けて笑いながら露骨にオナニーを見せつけます。
それは「わたしはなんでもする女。怖いものは何もない。あなたを逃がさない」という意思表示でした。
ブラッドピットは、それを見て、自分と大金を追跡し続けていた恐怖の悪の本尊が、知り合いのボスの愛人くらいにしか思っていなかったその女であると気がついて、慄然とします。
どんでん返しの象徴的場面です。
すでに名をなした大女優でも、そこまで挑戦的なのです。
女優としての演技がすべて。それが名声と価値を生み出す。
CMオファーの皮算用などしていないのです。
トップを目指してほしいのに
今回、景子ちゃんが吉永小百合さんみたいな「国民的女優」にとどまってしまったのは、正直残念でした。
でも長い目で、今後もずっと応援してます。
がんばってください。^^