元号が令和に
例年のように3月、4月は仕事が忙しく怒濤の2カ月でした。
4月に異動で職場も変わったので、いつも以上にたいへんでした。
おまけに5月の「10連休」があって、連休直後が仕事の締め切りだらけ。
なのに連休で仕事が進められないのは、気持ち的に焦りました。
連休明けの1週間が大仕事でしたね。
宮中行事当日は休日にしても、安易な「連休」法制化なんて、ほんとやめて欲しいです。
仕事に差し支える人、休日産業で休めない人、連休で手取りがうんと下がって生活できない人もいるでしょうしね。
アンケートでも10連休反対が56%いました。その気持ちはよくわかります。
さて、10連休も明けて仕事も一段落して落ち着いてみると、仕事の差し障りに一つ気がつきました。
エクセルの日付表示です。
5月1日から令和元年(令和1年)になったのに、R1.5.1のような表示ができないのです。
エクセルの日付表示
思えばわたしが仕事でパソコンを使い出したのは平成10年でした。
Windows95の時代です。
ですから元号の切り替わりで悩むことは今までなかったわけです。
それから20年以上経ち、わたしのパソコンもWindows10になり、エクセル2016に変わっています。
試しにエクセルの日付表示のセル(和暦でH31.4.30のように表示されるよう設定)に5/7と打ち込んでみると、今までどおりにH31.5.7と表示されてしまいます。(>_<)
家のパソコンも職場のパソコンも同様です。
「令和」が始まったことをパソコンはまだ、知らないわけです。
でも実際には日本では5月1日から令和元年5月1日の扱いですから、5/7と打ったときにR1.5.7と表示してほしいわけです。
R1.5.7のような和暦表示を愛用するわたしにとっては、大問題です。
早めに対応しないと、あとからは手直しが大変です。
めんどうなことになった…。
「元号」というもの自体なければいいのにと、思ってしまいましたw
WindowsUpdateの悪夢
パソコンにくわしい同僚にどうしたらいいか聞いてみました。
「職場のパソコンは近々WindowsUpdateするそうだ。
そうすれば自然に令和の表示になるみたい。
家のパソコンもWindowsUpdateしたら、令和表示できるはずだよ。
っていうか、家のパソコン、全自動でWindowsUpdateしてるでしょう?
まあ、急ぐんだったら文字列で”手打ち”したら?w」
(いやいや、手打ちなんて意味ない。見かけが同じだからあとあと混乱するだけだしw)
WindowsUpdateか…家のパソコンは全自動でUpdateするようにはなっていないはずです。
そんなことは、したくもありません。
わたしは、WindowsUpdateにはイヤな思い出があります。
1年ほど前、家のパソコンに表示されたメッセージ「新しいWindowsUpdateがあります。ここから更新してください。」の催促に促され、WindowsUpdateしたところ、フォトショップエレメンツ15の機能の多くが使用不能になってしまったのです。↓
WindowsUpdateでフォトショップエレメンツ15に不具合が出たときの解決法
そのときは復元で元に戻すこともできず 散々悩んだあげく、”いのっすさん”の記事どおりレジストリをいじることでようやく、事なきを得ました。
それから、めぼしいアプリケーションへの影響も精査しないWindowsUpdateはあまり信用していません。
「ただちにUpdateを入れる」ことはパソコン使用に害の方が多いと思っています。
フォトショップエレメンツと同じ悪夢になるのは絶対イヤなので、できればWindowsUpdateに頼らずに対処できればと思ったのです。
Officeの更新プログラムをインストールしてみたが…
そういう方法は載っていないものか。
「エクセル、令和」でググると一つの記事が目にとまりました。↓
Officeの最新更新プログラムをインストールする方法です。
わたしには説明も分かりやすく、いい方法と思えたので、さっそくやってみました。
1,2分で終わりました。
そのあと従来から使用しているエクセルの日付欄に5/12のように打って令和の表示を期待しましたが…。
なんと、やっぱり「H31.5.12」としか表示されません。
原因はよくわかりません。
そのあと、いろいろな記事を見てみると、「WindowsUpdateとOfficeの更新プログラムのインストール、両方をすると令和の表示になる」という記事がたくさん目に付きました。
どうも、WindowsUpdateは避けては通れないようです。
WindowsUpdate
しょうがないので、WindowsUpdateをすることにしました。
フォトショップエレメンツ15に不具合が出たら、解決法はレジストリとわかっているので、最悪、あとでレジストリをいじれば済むことです。
全自動インストールにしていない場合、Windows10のUpdateの手順は下記のとおりです。
Windowsマーク→設定→更新とセキュリティ→更新プログラムのチェック
家のパソコンでは、本日5月14日現在で4件の更新プログラムが存在しました。
→WindowsUpdate
更新に30分ほどかかったあと再起動して、WindowsUpdateは完了しました。
解決^^
さっそく、平成10年に作った古~いエクセルファイルの日付表示の欄に、5/14と打ち込んでみました。
→ R1.5.14
おお~!
念のためこんどは、4/30と打ち込んでみました。
→ H31.4.30
完璧です。!(^^)!
20年前のエクセルファイルで令和が反映したのですから、最近のファイルは試すまでもありません。
ちなみに、フォトショップエレメンツ15にもなんの不具合も出なかったことを報告します。
フォトショップエレメンツの不具合から10カ月も経ちますから、たぶん当時のWindowsUpdateの不具合修復も終わっていたのでしょう。
令和の表示はずいぶん複雑なUpdateの気がしていましたが、シリアル値(1900年1月1日を1とした日付の値)についてある日から「H31→R1」とする、というだけのことですから、それほど大げさな内容ではないのかもしれませんね。
「フォトショップエレメンツに不具合を出さないため、平成31年5月以降もしばらく平成の年号でエクセルを使い続けようか?」などいろいろ慎重に考えましたが、解決するときは案外 あっけないものです。