NHKの受信料
子どもが大学に入学しました。
大学生活はいろいろ出費がかさむものです。
入学金、授業料、アパート代、食費、あと電気、水道などの光熱費…
それに加えてひとり住まいをするとなると部屋にテレビの一つもあれば、ずいぶん学生生活が潤うものです。
うちのテレビっ子もそう言ってます…
フナイの録画付きBS対応ハイビジョンテレビならほぼ最適。
ネットで5万円前後で買えるそうです。
ただ…テレビを持つと学生を悩ませるのはランニングコスト。
NHKの受信料です。
NHKも地上波にBS付きが当たり前でしょうから、12カ月前払いで年37,690円。
月に3,140円/月のランニングコストがかかります。
ちなみにwowwowで2,484円/月、スカパーでも3,672円/月です。
ですから、NHKは見ないよ っていう学生にとってはずいぶん高く感じられるでしょう。
NHKを年に1回も見なくても、テレビ自体置いてなくても、「視聴可能」な設備や配線があればNHKの受信料は取られるのです。
全く見ないからとスクランブルにしてもらうこともできません。
ずいぶん一方的な徴収ではありませんか。
NHKの料金徴収人の立場に立つと、無知な学生はいちばんの「カモ」だそうです。
アパートが建った。新入居者だ と見るや数日でやってきて、契約を迫ります。
耳にはインカム。
本部との情報のやりとりも万全です。
なにもわからず、いわれるままに満額で契約してしまう従順な学生も多いようです。
いったん契約してしまうと、実情がどうあろうと変更は困難になります。
学生の半額免除制度
でも実は、学生には実家を離れてNHKの受信契約をしている場合、「半額の免除制度」があります。
このことを知っていてNHKに申請すれば、学生の受信料は半額ですみます。
半額なら、月に1,570円/月です。
半額免除なら全額よりはずっと良心的。
お金のない学生にはずいぶん助かるはずですね。
ただNHK受信料の徴収人は自分のノルマが大事ですから、半額免除制度のことは あえて口にしません。
学生の「全額免除制度」創設
さらに、朗報。
2019年2月から、学生のNHK受信料の「全額免除制度」が創設されました。
ただし、学生すべてではありません。
「経済的理由」の奨学金をもらっていることが条件となります。
でも、今は49%の大学生が奨学金を受ける時代。
半数の学生にとって福音ということになります。
「全額免除制度」適用の手順
①奨学金の申請入力
②奨学金学生証の郵送受取り
③NHKへの全額免除申請ネット入力
④NHKから送られてきた申請書に、学生証と奨学金学生証を貼り付け、NHKに紙郵送する。
※奨学金の型・額など、具体的な「奨学金の要件」について、NHKの要領には明記されていません。
ただ、無利息月3万円の奨学金で適用されることは当方確認済みです。
全額免除申請が完了すれば、その月からNHKは見放題です。
アパートのモニターに映る受信料徴収人の影に怯えることもなくなります。
堂々とタダでNHKを見ることができます。
せっかくNHKが学生向けに配慮してくれたすばらしい新制度です。
単純に月3,140円/月 払うことと比較すると、4年間で150,720円もお金が浮いて、その分学生生活を充実できます。
奨学金を受けている学生の方、ぜひ申請してみてはいかがでしょうか。
P.S.
うちの子どもの場合は、4月当初は学校の手続きや行事が忙しかったこともあって、①~④を終えるのに5月中旬までかかりました。
奨学金学生証の受領が5月になることから、そこまでの納付はいたしかたないようです。
3月下旬に入居しましたので、NHK受信料全額免除の通知と同時に「3月~5月」3カ月分の納付書が届きました。
それを支払ったあとは、心置きなくNHKを見ながら大学生活を満喫しているようです。
(´。`)