晴天の霹靂
1週間前のこと。
突然メガネが折れました。
職場で歩きながらちょっとずり上げようと触っただけなのに、突然、左右の中央の金属がぽっきり。
右と左に分かれて、床に落ちました。
幸い、レンズは無事。orz;
これは何かのタタリでしょうか?
それともハンドパワー?
でもまあ、折れたのが毎日通う高速道路の運転中でなくて助かりました。(^_^;)
…よく考えてみると、11月の亥ノ子さんの歳神行事で準備をしていたときに、振り返りざま閂に思いっきり顔面衝突したのでした。
メガネもレンズも顔面も何事もなかったとホッとしていましたが、たぶんそのとき金属内部が疲労していたのでしょう。
替えのメガネも持っておらず、ど近眼なのでとりあえず10cm先も見えません。(?_?)
ホットメルト
中央の細い金属部分なので瞬間接着剤でもセロテープでも全然うまく固定できなくて、帰りの運転ができないなーとほとほと困っていたら、修理の得意な同僚が「ホットメルト」なるもので接着してくれました。
ホットメルトは工作などで使う接着剤で、段ボールの内側のへろへろを貼り付けることなどに使われているらしいです。
黄色くて、コニシのいわゆる「鼻くそボンド」と同じような見かけです。
「ホットガン」に棒状のホットメルトを入れてコンセントに差すと、やがて高熱で溶けたホットメルトが半液状の溶岩のようになって、引き金を引くとガンの先端からにょろ~と出ます。
作業はまず支柱としてゼムクリップを2㎝くらいに切って、それを折れた金属あたりに当てながらホットメルトをガンからにょろ~と垂らします。
折れた部分の後ろから前から上から下から金属と支柱を囲むように垂らしこみ、周囲全体に塗りたくります。
その上で缶スプレーのブロアで吹き付け空冷すると、見る間にプラスチックのように固まります。
プラスチック状なので若干フラフラしますが、鼻に掛けている限りは固定される程度に固まりました。
見た目はメガネの中央に黄色い飴がくっついたようで超不細工で超みっともないですが、そのおかげでとりあえず自力で運転して帰れる状態になりました!
修理技術をお持ちの親切な同僚に感謝!
ちなみにホットメルトとガンのセットでホームセンターで2,000円くらいのもののようです。
自分は工作はからきしですが、いろんな役に立つ道具や技術があるものですね。
めでたし、めでたし…
とはいかなくて…。
メガネの問題
実はわたしは職場にも家にもどこにも「替えのメガネ」を持ってないんです。
ですから、とりあえずはこの超かっこわるいホットメルトメガネしかないので、大至急メガネを買いに走らなくてはいけません。
じゃないと、もしこのホットメルトメガネがメルトダウンしてしまったら、生活も通勤も仕事もできないし、その場で万事休すです!
急を要します!
何事にも二重三重に慎重なわたしが替えメガネを持っていなかったのには、理由があります。
1つが7万5千円もするからです。
職場でそう言ったら「ひえ~高~」と言われました。
自分でも高いと思います。
わたしの市にはチェーンの眼鏡屋は一つしかありません。
家から5kmのところにある「メガネの三○」です。
ちょっとぶつけてもいつでも調整してくれて、店員さんも親切です。
買い物ついでに鼻当ての調整とかできるし、チェーンだから働いている街でも利用できて とても便利です。
けれども、メガネの三○では単純な近視レンズは1枚5千円くらいですが、ど近眼用の超圧縮レンズとか老眼の遠近両用がむちゃくちゃ高いのです。
価格体系がそうなのでしょう。
超圧縮とか遠近両用の非球面レンズだと1枚が2万円(税抜)にもなってしまいます。
これにキズ防止オプションで3千円。
防眩カラーで3千円。
両目だと結局5万2千円。
Mで標準の1万7千円程度のフレームにレンズ入れて6万9千円。
最後に消費税8%をかけて、お値段74,520円です。
だから、とてもじゃないけど「予備を作ろう」なんて気になれなかったんです。
ぶつけたり踏んだりなくしたりしないように気をつけて、一つのまま「気合いで乗り切ろう」と思っていたんです。
でもやっぱり、そんなわけにはいかないものですね;
不覚でした。
ひらめく
メガネを作らなきゃ!
そう思ったとき、わたしはあるCMを思い出しました。ヨン様のCMです。
「レンズ両目とフレームですべて税込価格1万9千440円。圧縮・遠近でも加算0¥のセット価格は当社だけ。」眼鏡市場のCMです。
不自由な目のレンズ代につねづね悩んでいたわたしは、そのCMを強烈に記憶していました。
ほんとだろうか。他の加算とかあるんじゃないのか。
信じられないけど、ぜひ一回行ってみたい!
必要に迫られて、帰り道に職場と反対側の隣町のメガネ市場に行ってみました。
眼鏡市場
隣街は大商業都市。
眼鏡市場はその街に1つだけあります。
年中無休(これはいい!)。
10:00~19:00
うちからは約20km。
車で約25分。
まあ、ついでの用事はイオンに行くくらいしかないですけど、「近くも遠くもない」ような距離です。
行ったら、思ったよりこじんまりした店舗です。
似たようなフレームを見ると「レンズ代込み(税込)」16,200円と19,440円の2種類が主流です。
いわゆるブランド物はあまりないようです。
全体に鯖江産とかの「オーソドックス」で機能性は充分だけれど「おしゃれとまでいえない」 似たようなものが大量にあるかんじです。
ですから わたし的には「選択肢が多くなった」かんじです。
「レンズ交換だけですと、圧縮・遠近こみこみで11,664円です。」と店員さん。
なるほど。
ということは、19,440円だとレンズを覗いたフレーム代は7,776円。
これならメガネのMの17,000円フレームに比べて、きもちチープなのもいたしかたありません。
オーソドックスで機能性重視の廉価フレームの品揃え。
ど近・老眼に優しいレンズ価格設定。
質問には的確に一言で応えてくれます。
よぶんな勧誘も講釈もありません。
アラフィフのわたしとしては、おしゃれしようとかかっこよく見せようという気はもう、さらさらありません。
機能重視で十分です。
ビジネスライク大歓迎です。
すぐ眼鏡市場コンセプトに惚れました。
人生には、こういう「鐘がカーン、カーンって鳴るような」出会いってありますよね。
その場で購入。
フレーム・レンズ両目(非球面、超超圧縮、遠近、乱視、ニコン製)で税込19,440円
オプションでキズ防止税込3,240円。防眩カラー税込1,080円
(オプションは3,240円ですが2つめから1,080円になります。)
計23,760円 …メガネの三○の1/3以下です!
タイプ
思いますけど、どんなに美人で性格のいい子でも。
ふつうの3倍金遣いの荒い子は、わたしは好きになれません。
2万円台なら、予備のメガネも簡単に作れそうです。
そして、予備のメガネがあれば、修理・調整も土日まで待つことができるから、お店が家の近くである必要もありません。
万事、好循環です。
カード一括払いでサインして帰りました。
1週間後の13:00にできるとのこと。
それまでみっともないのを我慢してホットメルトメガネでしょうがないかぁ。
でも、これで1週間は正直キツイ…(-_-;)
連絡が…
今日10時、眼鏡市場からメガネ完成の連絡がありました。
明日が予定日なので、今日は1日前です。
でも早いことはいいことだ。^^
早速取りに行くことにしたんですが…
実は今日取りにいくにあたっては、一つ気がかりがあったんです。
気がかり
実は、この前メガネが壊れた日。
そして眼鏡市場でめがねを注文した日。
矢継ぎ早に行動しながら、わたしは何か心に引っかかっていました。
何か大事なことを忘れてないか…
眼鏡市場に大満足した一方で、なにか違和感を感じていました。
2日ほどしてその正体が分かりました。
スマホで眼鏡市場の電話登録の下のメモ欄を見て、気がついたんです。
「眼鏡市場。子育てカード対象店。5%引き。」自分で、メモしていました。
「子育てカード」っていうのはわたしの住んでいる地域のローカルな子育て支援カードで、18歳未満の子どもを育ててる家庭に、加盟店店によっていろいろですが5%引きとか500円引きとかいろいろ恩典のあるカードなんです。
一家に1枚だけなのでふだんは嫁さんが持ってます。
あーっ、子育てカード使ってなかった!
23,760円×5%=1,188円 損してしまった。><
気がついてから、「もうカード一括で払ったし、今更ダメだろうなあ」って悶々としてました。
完成予定は明日だったから、子育てカードも朝 嫁さんから借りてない。
(子育てカードは一家に1枚となってるから、たいてい買い物をする主婦が携帯してるんです。)
だから今日お店で交渉しようにも、早い話になりそうもない…
そのこと今日店員さんに言おうか言うまいか考えてました。
「カード一括でもうお支払いいただいたんで…それはちょっと」って押し問答になるのは気が重い…。
でも…こういうときのわたしの結論は、たいてい一緒です。
「ダメ元で、言ってみよう」
眼鏡市場にて
メガネを取りに行ったとき、店員さんに言ってみました。
「ありがとうございました。で、あのー。ここって子育てカード使えるんですよね」
「ハイ」
「この前そのこと忘れてて使わなかったんですけど。今からでも使えますか?」
「あ、いいですよ。今お持ちなら」
「(だよなー(´д`))あ、いや。今は持ってないんですけど。
も一つ予備のメガネも作りたくて。
こん次の土日に持ってるフレームにレンズだけ入れに来たいんですけど。
そのとき持ってきたら前のも大丈夫ですか?」
「いいですよ。^^現金でお返しするようになりますがよろしいですか?」
なんて柔軟なんだ!
惚れてまうやろ~!
眼鏡市場さん。
一生ついていきます ! m(_ _)m
JAFの会員カードでも
よく調べてみたら、ローカルな子育てカードがなくても、ロードサービスで有名なJAFの会員カードがあれば、5%引きはできたようです。
JAFカードなら車の中にいつも常備してました!
JAFはとかく忘れがちですが、提携してる割引やサービスがけっこう多いんですよね。
やっぱりなんでも、下調べが肝心ですね!(>_<)