通帳の記帳
メインで使っている金融機関の通帳ってあっと言う間に記帳内容がたまりますね。
わたしのメインバンクはJAと地銀です。
JAは農業関係とこどもの学校関係。
地銀は給料やその他全ての引き落とし、と使い分けていますが、どっちも月に十数行はたまります。
そうしてどっちも入金や引き落としされながら、ほとんど放置しています。
たまにまとまった現金が必要なときやお年玉の新札が必要なときに金融機関に出金にいくくらいです。
それだってキャッシュカードがあれば事足りますので、通帳に記帳することはありません。
そもそもキャッシュカードは財布に入れて持ち歩いても、「記帳」しよう!と意識しない限り通帳は持ち歩かないです。
落としたら困りますから…
放置のパターンは決まっていて、「確定申告の準備で11月~1月頃になると1年の記帳をして、そのあとはほぼ1年間放置」というパターン。
そんなことをしているとこうなります…というお話です。
「おまとめ」記帳
すっぽん 編
この前12月にJA本店のキャッシュコーナーで記帳をしたときに、へんな記帳になりました。(通帳写真↓の下の方)
30-01-10 ○○費 ○○円 ○○費
******** おまとめ 未記帳入金合計 5,086円
******** おまとめ 252,875円 未記帳出金合計
30-12-10 ○○費 ○○円 ○○費
ん。なんじゃこりゃ。
おまとめの期間ってぜんぜん記帳されていないじゃないか。
ていうか、こういうの、まえも1回やった気がする。(通帳写真↑の上の方)
また、やっちまったのか。(^^;)
これじゃ確定申告できない!
あわててJAに駆け込んでその旨窓口の新採みたいなおにいさんに言うと、
「ああ…けっこう長い間記帳されていませんね。
(これこれしかじかの状況)…になるとうちでは通帳に記帳されなくてその期間の最初と最後だけの記帳になってしまうんですよー。」
「確定申告に必要なので、別の紙に内容を打ち出してもらえませんか?」とお願いすると、
「はあ…。それはいいんですけど。え~と、手数料がかかりますよ一月あたり150円くらいです。
個人情報開示費用です。
まず申請書を、それとー、手数料の料金表がですね…。
ちょっと待って下さいね」
なんとその男の子は突然、窓口を離席して奥の部屋に入ってしまいました。
ていうか…、前回印刷してもらったときはお金取られた気がしなかったけど。
3分…5分…10分…20分(いったいどうなってるんだ!)…時刻は14時40分になろうとしています。
次の銀行で15時までに用事を済ませたいので、焦ります。
たまらず、隣の窓口のおねえさんに、「すみません。手数料とかの詳しい説明はいいので早く手続きして印刷したものをもらえませんか。次の用事が15時までなんです。」
「あ、はい…」とおねえさんがやってくれようとして千円札2枚を用意して待っていると、やっとのことで男の子がバインダーのような分厚い資料を抱えて戻ってきました。
(なんだよ、いま戻ってきたのかよ。
てゆうかだいたい断りなしに窓口離れて20分消えるってあり?(゚Д゚))
「これが手数料の料金表です。まずこの申請用紙に住所氏名と必要な理由を書いて印鑑を押して…」
あ~、印鑑? 持ってねー。
これ以上お兄さんと話しているとキレそうなので
「あ、また書いて今度持ってきます。」と申請書だけもらってとっとと退散しました。
月 編
銀行の用事を瞬速で済ませて、3時過ぎに家の近くのJAの支店へ。
知り合いの支店長さんとさっきの話をしました。
記帳が11カ月ぶっ飛んでて、印刷頼んだら20分引きこもった新採のお兄さんに2,000円ふんだくられそうになったとグチをこぼして、「こんなもん なんで有料なんスかねー。いつから?」なんて言ってたら、支店長さんが
「あー。まあ端末にデータはあるんで。今印刷しますよ。」ってガチャコン、ガチャコン打ち出して「ハイどーぞ」ってくれました。
隣のおばさんも、「まとめ記帳しないように希望しますって届もあるけど。もしよかったら出されます?」って教えてくれました。
え、そんなのあるの?
あったら出すに決まってるじゃないw\(^^)/
サラサラ書いて提出。
おばさんの機転で、恐怖のまとめ記帳とは、JAについては永久に開放されました(^o^)ウレシイ
JAの本店の杓子定規(すっぽん)と支店の臨機応変(月)。
何という格差!
窓口対応の月とすっぽんを見ました。
それにしても、「おまとめ」記帳ってなんかすごい親切なサービスみたいなネーミングなんだけど、実際はシステムの都合で通帳の記帳をケチって、なおかつ必要な人が印刷希望したら法外な手数料をむしり取ってやろうっていう性悪なやり口なんですよね。
でも、それが全金融機関のデフォルトらしいです。
ちなみに、銀行によっては「おまとめ記帳」は「合計記帳」とも呼ぶらしいです。
銀行の対応は
わたしはこうやって、JAでは2回記帳を放置してしくじり「おまとめ記帳」をくらったのですが、銀行でも数年前に1回「おまとめ記帳」をしたことがありました。
でも そのときも、JAの1回目と同様、印刷を申請して無料で送ってもらったような記憶がありました。
ですので、12月にJAの支店でしてもらった親切な対応~印刷と「希望しない届」を思い出すたび、「銀行では今、おまとめ記帳はどういう対応なんだろう?
今でも無料なのか?
「おまとめ希望しない届」がもしS銀行にもあるなら、是非出したい!」とずっと考えていました。
きょうたまたま、銀行に行く用事があったので、記帳したついでに窓口のおねえさんに聞いてみました。
「以前、記帳を放置して”おまとめ”になったことがあったんです。JAではおまとめを「希望しない届」というものがあったんですけど、銀行ではそういう届けはありませんか?
「えっとー、当行では無いと思いますけど…。ちょっと確認してみます。」と言われて待っていたら、恐縮なことに支店長さんが「こちらで説明いたしますので」と違う窓口に誘って下さいました。
話したのはほとんど雑談だったんですけど、疑問については下のように答えて下さいました。
銀行の支店長さんのお話
①「おまとめ」をする理由は、システムの記帳をする記憶領域の容量の限界。ある程度のところで容量を圧迫しない別領域に移す必要がある。別領域に移すと、もう記帳はできなくて別印刷しかできなくなる。
②「おまとめ」をする基準は、「月末に100件以上未記帳で残っている状態。」
その状態になったら、翌月の第二土曜日に「おまとめ」にする。
③手数料はおまとめの対象期間にかかわらず、一律520円。
料金徴取の建前は「個人情報開示手数料」。平成29年7月から実施している。
④「おまとめ様式を希望しない」届というものは、当行はない。
ずいぶん貴重で明確な情報を伺いました。
とくに、有料になったこと。
わたしのように11カ月放置した場合、520円はJAほど高くはないけれど、ムダに払いたくは無い金額です。
また、おまとめをする基準が月末100件であること。
わたしの場合、月に約12行消費するので、8カ月ほどで100件に達します。
つまり、「半年に一度記帳すればよい。」ことがわかりました。
意外に条件がゆるいです。
意識すればだれでもできそうでしょ?
ちなみに、おまとめ記帳の基準は銀行によってかなりまちまちのようです。
銀行によっては(UFJ)10行でおまとめなんてシビアなところもあるようですから、油断はできません。↓
銀行の記帳を長期間放置するタイプのみなさん、
面倒な思いをした上 手数料まで取られないように、ともに頑張りましょう!
(^o^)