投資信託大好きTさん
わたしの職場で隣のTさんは、投資信託が大好きです。
「財産形成なら、投資信託一択でしょ」と言い切ります。
ETFのインデックスファンドでは手数料0.1%台と格安ですから、お任せの投資としては悪くないかも知れません。
でも わたしは「人にお任せ」とか「手数料年1%」とか「中味がよく理解できない」ような投資は好きではありません。
また、株には配当2~3%といったわかりやすい利益があり、投資信託にはそれがありませんから、単純にその点で投資信託はわたしには向いていないと思っています。
ロボアドバイザーが人気
最近は、ロボアドバイザーが人気です。
ロボアドバイザー…正義の戦士みたいでかっこいいですねw
なんでも「ノーベル賞受賞者がポートフォリオ理論に基づいて構築したアルゴリズム」で、「世界各国、様々な投資商品に分散投資」するので、「長期的に安定した利回りが期待できる」ものだそうです。
わたしは1999年のLTCMの破綻も知っているので、ノーベル賞受賞者などという売り文句には興味がありませんが、ずいぶん流行っているようなので後学のために調べてみました。
投資信託とロボアドバイザーの違い
1 ロボアドバイザーが、投資対象を選ぶ
投資信託を選ぶ作業さえありません。
より、お任せ度が高いわけです。
2 ロボアドバイザーが、再投資やリバランスなどその後の大半の作業を行う
その後の作業もありません。
さらにお任せ度が高く、手間いらずです。
3 ロボアドバイザーが、投資家の「リスク許容度」に応じた商品を構成する
投資家の希望する「リスク許容度」に応じた商品を構成します。
4 投資金額が違う
10万円以上だったり1万円でも良かったり、おつり程度でできたりいろいろ選べます。
5 コストが違う
購入手数料は、投資信託が0~3%、ロボアドバイザーは0。
運用手数料はどちらも1%程度で、同じ。
6 取引開始までの時間が違う
投資信託は、口座開設手続き等で1週間程度。
ロボアドバイザーは、口座開設手続き等で3営業日程度。
思い立ってからがちょっと早い。
以上をまとめると、「ロボアドバイザーの方が手軽。投資家はお金を預けるだけ。」ということですね。
ロボアドバイザーの運用利回りは
大手5社でおおむね2~3%というところでしょうか。
近年は暴落もなく経済状況が安定していましたから、赤字は1社でしか発生していません。
WealthNavi(ウェルスナビ)
ロボアドバイザーの会社で頭一つ抜けているのが、WealthNaviです。
預かり資産2,000億円と言われています。
最初のページに無料診断のボタンがありましたので、わたしの診断をしてみました。
「リスク許容度は2/5と少な目です。500万円の投資額が、(20年で)70%の確率で943万円になります。」と出ました。
面白い!
20年で188.6%ですから、年利回りは3.2%。
放置してこれなら、言うことないですね。
クチコミ
いろいろ評判等調べていると、こんなクチコミもありました。
この中で、こんなことが書かれていました。
WealthNaviの損益表示は正確じゃない。おかげで数万円の得するはずが数万円の損して終わった。
詳しくはこんなふうです。↓
なるほどねー。
わたしは株しかやったことがないので、損益計算も結果も思ったおりなのですが、複雑な商品構成とおまかせのタイミングでの執行となると、思わぬ結果もあるものなんだなと。
やはり自分には、ごくごく単純な株の方が向いてるなと、つくづく考えさせられたのでした。(^_^;)